こんにちは。当ブログ運営者のゆずはです。
今回は「20代無職がキャリアブレイクで自分らしい働き方を見つけた方法」を書いていこうと思います。
私はキャリアブレイクの経験者の1人です。
私は新卒で入ったメーカーを1年、WEBマーケティング8ヶ月で退職して無職になり、キャリアブレイクを経験。その後、全くの未経験から総合コンサルファームに転職し、今に至ります。
今振り返れば、キャリアブレイクを有意義に過ごせたからこそ、コンサルに入社できたのだと思います。
キャリアブレイクでしっかりと休息を取って、さらにそれがキャリアアップに繋がれば言うことなしですよね。
この記事は、こんな疑問をお持ちの方におすすめです。
・キャリアブレイクとは?
・キャリアブレイクは転職に不利になるの?
・キャリアアップに繋がるキャリアブレイクの過ごし方は?
それではさっそく見ていきましょう。
キャリアブレイクとは?
キャリアブレイクとは、端的に言うと「一時的に仕事を離れている期間」のことです。
下記のような期間はキャリアブレイクと呼べるでしょう。
・退職して次の仕事を始めるまでの期間
・ライフステージの変化で一時的に仕事を休んでいる期間
・仕事を休職している期間
・大学を卒業してから就職していない期間
日本では定職についていないと「ニート」「フリーター」とネガティブな印象を持たれがちですが、欧米では決してそんなことはありません。
大学を卒業してすぐに働かないのは普通ですし、頻繁にキャリアチェンジ、キャリアブレイクをします。
このキャリアブレイクという概念はイギリス発祥です。
大企業に入って退職するまで一直線に進むのが正義だ!というのは昔の話。
キャリアを変えながら、途中でお休み期間を挟む人が多くなっています。
柔軟なキャリアが一般的になってきた今、キャリアブレイクは注目を浴びている概念になります。

私もキャリアブレイク経験者として、体験談を広めていきたいと考えています。
キャリアブレイクは転職に不利になるのか?
キャリアブレイクしたくてもできない人の中には、「キャリアブレイクしたら再就職できなくなるのではないか」と思っている人が多いと思います。
私の経験から言えば、そんなことはありません。
採用コンサルの立場から言うと、日本は少子高齢化で異例の人手不足です。特に地方企業はピンチな状況にあるため、人手を欲しています。
確かに、多くの人が入りたがるような大手企業への入社は大変かもしれませんが、仕事がなくて困る可能性は少ないと言えます。
また、「キャリアブレイクを挟んだら転職に不利になるのか?」と言う問いに対しては、
古臭い価値観の会社はそうかもしれないけど、そんな会社は消えていくだろうから、こちらからお断りしておけば良い
と若干の怒りを込めて申し上げておきます(笑)
と言うのも、私はキャリアブレイク後の転職活動の中で、履歴書の空白期間を指摘されたことが何度もあったからです。
「なぜ休学したのか」「なぜ会社を辞めた後にすぐに就職しないのか」「なぜ何ヶ月も定職に就かずにフラフラしていたのか」など。
私がキャリアブレイク中にやっていた活動を話しても、転職を経験したことにない人には理解できないのでしょう。怪訝な顔をされました。
私は自分のキャリアブレイクに後悔はありませんし、むしろ自信がありました。怪訝な顔をされたらこちらからお断りしていました(笑)
今私が在籍している総合コンサルファームですが、キャリアの柔軟性を認めてくれる会社だということを面接前から知っていました。
外国籍の方も多いので、キャリアブレイクは当然の文化なのでしょう。
面接官の方はキャリアブレイク期間中にやっていた活動を熱心に聞いてくれました。そして無事に内定をいただきました。キャリアブレイクを挟んでも、キャリアアップすることは可能なのです。
では、私が実際にやっていたキャリアブレイクの過ごし方を紹介します。
キャリアブレイクのおすすめの過ごし方3選
私がキャリアブレイク中に実践したことのうち、特にキャリアアップにつながったと思うことを3つ厳選してご紹介します。
キャリアブレイクのおすすめの過ごし方①:海外旅行に行く
海外旅行に行くメリット
・心身ともにリフレッシュできる
・海外の柔軟な価値観を知ることができる
・英語が驚くほど上達する
2社目を8ヶ月で退職した後、ニュージーランドに1ヶ月行きました。
当時の目的は海外移住の下見。「日本の会社だから合わないのかなぁ」と思っていたので、日本から出ることを考えていました。


ニュージーランドの魅力はなんといっても大自然。
清々しい空気を全身に吸い込み、心身ともにリフレッシュできました。レンタカーでひたすら山の奥地に走っていき、湖を見ながら読書をして過ごしていました。
「私は何もやらなくてもいい状況に置かれると、読書したくなるんだ」と気付いたきっかけにもなりました。
また、ニュージーランドには何人か知人がいたため、海外暮らしのリアルなお話を聞くことができました。
その中でも印象的だったのが「ニュージーランドは人生のやり直しがしやすい」ということ。
キャリアを自分の興味に合わせて頻繁に変えて、大学に入り直す人も多いのだとか。(欧米は大学の勉強と仕事が直結している)しかも学費は無料で生活保障も出るとのこと。
日本だと「新卒でしか会社に入れなくて、しかも1回辞めたら再就職が難しい」というイメージがありますよね。ニュージーランドではその考え方が全くないというのが衝撃的でした。

さらに、ニュージーランドで生活するだけで英語力が上がりました。
昔から英語は得意だったのですが、いわゆる受験英語でできるのは読み書きだけ。リスニング力とスピーキング力は壊滅的でした。
ニュージーランドに行ってからも聞き取れずに苦労していたのですが、2週間くらい経つと、自然と聞き取れるようになっていたのです。やっぱり毎日英語に揉まれることが大事なのだなぁと痛感しました。
転職先のコンサル会社では英語力も評価してもらえました。
結局、海外移住せずに日本に住もうという結論に至ったのですが、あの時に行って良かったと心から思います。
皆さんも海外旅行に行ってみてはいかがでしょうか。
キャリアブレイクのおすすめの過ごし方②:読書して幅広い知見を身につける
読書するメリット
・リフレッシュできる
・様々な意見を知ることで自分を客観視できる
・自分の生き方の参考例が見つかる
皆さんは普段本を読まれますか?
もし読んでいないようであれば、キャリアブレイク中の時間がたっぷりある時に読むことをおすすめします。
お気に入りのドリンクを片手に、本を読む時間は至福のひとときになるはずです。文字を読むのがつらい方はAmazonのオーディオブックという手もあります。
本を読む一番のメリットは、さまざまな人の考え方や生き方を知ることができ、自分を客観視できるようになることです。自分と似たような悩みを乗り越えて成功した人はたくさんいるはず。先人の知恵を1,000円前後で手に入れちゃいましょう。
ではどんな本を読めばいいの?という方に向けて、私がキャリアブレイク中に読んで良かった思う本を紹介します。
もし興味があれば読んでみてください。
暇と退屈の倫理学

言わずと知れた名著。キャリアブレイク中に、暇であることに悩み始めた時に読むと深く納得できます。
人類が目指してきたはずの豊かさが達成されると、逆に人が不幸になってしまうーそんな不思議な逆説について書かれています。
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3つの世界――
キャピタリズム・ヴァーチャリズム・シェアリズムで賢く生き抜くための生存戦略

この世界はキャピタリズム・ヴァーチャリズム・シェアリズムに大別され、個々によってそれぞれ生きている世界の割合が違うと著者は述べます。
自分がどの世界に生きているのか?そしてこれからどう生きていけばいいのか?が書かれています。
下記の言葉には勇気づけられました。
20代で無職の君は将来が心配だろうか? いや、それはむしろラッキーな境遇かもしれない。不満も不安もあるだろうが、心身はきっと健康だろう。のんびり英気を養いつつ、次の時代の波に乗ろう。君はおおむね正解の道を行っているはずだ。
また、生成AIの未来についても書かれています。これからの世界への解像度が上がりますよ。
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言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える

「言葉にすれば『悩み』は消える」てすごくキャッチーなフレーズですよね。
言語化することで、自分を客観視できる、他人と悩みを共有することができるなどのメリットがあると著者は説きます。精神科医ならではの専門的な知見が多く載っているのも魅力です。
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ちなみに、私は社会人になってから本を読むようになりました。
なぜかというと、大学時代にほとんど読書しなかったことに悔しさを感じているのと、仕事で疲れた脳に活字を押し込むのが快感だと気付いてしまったからです(笑)
最近流行りの三宅香帆さんの「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」とは逆行しています。

キャリアブレイクのおすすめの過ごし方③:人に会って話を聞いてみる
人に会うメリット
・時間がある時にしか会えない人に会える
・モチベーションが上がる
・次のキャリアを考えるきっかけになる
2社目の時に人生に悩みすぎて、とある有名な方のコーチングを受けたことがあるのですが「悩んでいるなら100人に話を聞くといい」というアドバイスが印象に残りました。
キャリアブレイクで時間に余裕ができたため、そのアドバイスを愚直に実行することに。
実家を離れてから会っていなかった地元の同級生、高校時代の恩師、会社の経営者、言語交換で知り合った外国の方など、100人以上に会いました。
その中でも、中途でコンサルティングファームに入社し、今は自分の会社を立ち上げている方のキャリアが印象に残りました。私もそのキャリアがいいのかもしれない、と思って今に至ります。
この時にいろんな人の話を聞けたのは、私の財産です。まずは友達に「久しぶり!」と声をかけるところから始めてみましょう。
まとめ
さて、今回はキャリアブレイクの過ごし方について書かせていただきました。
色々書きましたがまずは休むことが第一優先です。
ゆっくりと休んで、次に進もうとやる気が自然が出た時に試してみてくださいね。
ぜひキャリアブレイク期間を満喫ください。
この記事がキャリアブレイクの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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